こんにちは、中小企業診断士の前です。
これまで多くの事業者様からご相談をいただいていた「新事業進出補助金」と「ものづくり補助金」。この2つが統合され、新たに「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」として第1回の公募が始まりました。
公式サイト:https://shinjigyou-monodukuri.smrj.go.jp/
公募要領を一通り読み込みましたので、今日は「結局どんな補助金なの?」「自分の会社は使えるの?」というところを、できるだけかみ砕いてご紹介します。
どんな補助金なの?
ひとことで言うと、新しい製品・サービスの開発や、これまでとは違う市場への進出、海外への販路拡大を後押ししてくれる補助金です。
枠は3つに分かれています。
革新的新製品・サービス枠は、自社の技術を活かした新しい製品・サービスの開発が対象です。既存の製品をちょっと改良するだけ、という内容では対象になりません。
新事業進出枠は、これまでの事業とは違う市場やお客様層に進出する取り組みが対象です。ここがよく誤解されるポイントなのですが、「世の中で初めて」という新しさは求められていません。自社にとって新しい取り組みであればOKです。
グローバル枠は、海外への販路を自社主導で開拓するための、国内の製造体制強化などが対象です。取引先に頼まれて輸出する、という場合は対象になりませんので注意が必要です。
補助上限額は従業員数によって変わり、革新的新製品・サービス枠で750万円〜2,500万円、新事業進出枠・グローバル枠で2,500万円〜7,000万円というイメージです。賃上げにしっかり取り組む事業者様には、上限額が上乗せされる特例もあります。
申請する前に知っておきたいこと
ここが今回の補助金で特に大事なポイントだと感じています。
申請には、付加価値額を年4.0%以上伸ばす計画や、社員一人当たりの給与総額を年3.5%以上増やす目標を、自社で設定して申請する必要があります。しかもこの賃上げ目標、達成できなかった場合は補助金の返還を求められることがあるんです。「とりあえず補助金が欲しいから高めの目標を書く」というのは、後々のリスクになりかねません。無理のない、でもしっかり成長を描ける目標設定がカギになります。
また、申請には「GビズIDプライムアカウント」の取得や、「一般事業主行動計画」の公表が必要で、それぞれ準備に1〜2週間ほどかかります。公募締切は令和8年9月30日18時までですが、直前になって慌てないよう、早めの準備をおすすめします。
事業計画書は専門家に手伝ってもらいながらでも、必ず申請者様ご自身で作成する必要があります。私たち支援者は、あくまで一緒に整理するお手伝いができる立場です。
こんな会社にぜひ知ってほしい補助金です
新しい商品やサービスを考えている方、これまでとは違うお客様層を開拓したい方、海外に販路を広げたい方。心当たりのある事業者様は、ぜひ一度内容を確認してみてください。
ただ、要件がかなり細かく、特に「新規性・新市場性」の考え方や賃上げ要件の返還ルールは、しっかり理解しておかないと後で思わぬ落とし穴になることもあります。「うちの会社でも使えるかな?」「この事業計画で大丈夫かな?」と思われた方は、ひとりで悩まず気軽にご相談ください。
初回相談は無料です。お気軽にご相談ください。
Tel:080-6307-4502 Email:takaki5968@gmail.com


