商工会職員から中小企業診断士へ。合格まで3年、独立までの道のりとリアル

日常

はじめに
中小企業診断士への転職やキャリアチェンジを考えている方から、「実際どんな道のりだったのか」と聞かれることが増えました。今回は、商工会職員から中小企業診断士として独立するまでの具体的なキャリアパスと、独立してから感じているリアルな課題についてお伝えします。

診断士を目指したきっかけ

商工会の職員として働く中で、中小企業診断士という資格を持つ専門家と関わる機会が多くありました。事業者さんへの支援の場面で、自分の知識の浅さを感じることも少なくなく、もっと深いレベルで支援できるようになりたいという思いから、資格取得を決意しました。

合格まで3年、勉強時間は数百時間

中小企業診断士の試験は、合格までに3年かかりました。勉強時間は数百時間になりましたが、日々の実務で扱っている知識と重なる部分も多く、実務未経験の方に比べると比較的有利だったと感じています。予備校には通わず、仕事が終わってから独学でコツコツ勉強するスタイルだったため、試験の難易度そのものより、日々の学習を継続するモチベーションを保つことの方が大変でした。

山口県で独立を選んだ理由

独立の際、山口県を拠点にすることを選んだ理由は2つあります。ひとつは、地域の経済動向や事業者の実情について土地勘があり、他地域よりも支援に強みを発揮できると考えたこと。もうひとつは、独立診断士としては比較的若手であるため、事業者さんや支援機関の担当者にとって、年配の診断士より相談しやすい存在になれるのではないかと考えたことです。

資格だけでは独立できなかった現実

正直に言うと、中小企業診断士という資格だけで独立して食べていけているとは感じていません。商工会職員として現場で培った経験や人とのつながりがあったからこそ、独立という選択ができたと思っています。専門分野や特定業界での実務経験を持つ診断士に対しては、正直うらやましさを感じることもあります。

これからのキャリアを考える方へ

コンサルタントと名乗るだけであれば、資格がなくても、いつでも始められます。中小企業診断士の資格を持っているというだけでは、独立して仕事を続けていくのは難しいのが実情です。特に補助金関連の支援業務は、AIの普及によって診断士が担う役割が徐々に小さくなりつつあると感じています。だからこそ、自分にしかできない支援は何かを常に考え続けることが、独立を続けるうえで欠かせないと思っています。

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