元プロレスラーの方が始めたステーキハウス、いかにして狂牛病騒動、リーマンショック、コロナ禍を生き抜いたきたかが赤裸々に書かれています。
実際の売上も書かれているため、本当に赤裸々です。飲食店経営の大変さや数字の考え方、お客さんやスタッフ、仕入先との関わり方など、非常に参考になりました。これから飲食店を始めたいと思っている方は、ぜひ読んで欲しいです。
この本を読んで、個人的に思ったのは、固定費を低く抑えること、事業主がお店に立つこと、他の店がやらない手間がかかることをやること。この辺りが、小規模事業者の活路であると感じました。
「リボンモデル」「不の発見」「価値マネ」「ぐるぐる図」「価値KPI」「型化」等、リクルート式の考え方や仕組みが事例を踏まえ、解説されています。
この考え方自体は、リクルートだけに限ったものではないですが、不の発見(不具合、不安、不平等、不がつくものの解消にビジネスチャンスがあるという考え方。)というのは、中小・小規模事業者でも取り組みやすい新規事業の考え方であります。本書では、リクルートのいう「不」は単なるニーズではなく、さらに一歩踏み込んだ事業性が検討され、社会のあるべき姿が反映されたものと定義されているようです。
それ以外のものも非常に興味深い考え方や仕組みで、会社員時代にこういった経験をたくさん積んでいれば、リクルート出身の起業家が多いのも納得です。
新規事業の創出の考え方を知りたい、経営者で社員に新規事業の発案を促したいなどという方にオススメではないでしょうか。
5冊目は、完全に趣味の本です。ビジネス書だけでなく、小説、漫画、雑誌など、なんでも読みますので、たまには紹介できればと思います。
私は、ラジオが好きで聞いています。独立してからは、車移動の機会が増えたので、ラジオを聞くことが多いです。佐久間宣行さんやオードリー、ハライチ等。
本書は、オードリーのオールナイトニッポンの傑作選で、ファンしか買わないと思います。なんせ解説はありますが、ラジオを聞いていないと分からない表現が多いので。しかし、ラジオを活字で読んでも面白いのは、オードリーの力でしょうねえ。
先日、東京ドームでラジオイベントがありましたが、ドームをトークで埋めたのは、ローマ教皇と大川隆法さんだけだそうです。ここに芸人で並ぶのは伝説ですね。
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